2022年のお気に入りソング、ベスト5

Your Favorite Music in 2022(Your Favorite Music in 2022 Advent Calendar 2022 - Adventar)の18日目を担当します、主催者のやなぎぃです。

 

どうも、去年ぶりの更新です。いかがお過ごしでしょうか。

現在めぐみんのコスプレをしながら書いております。それがどうしたって話なんですが、とりあえず現状報告ということで書いてみました、はい。明日のテストが怖すぎて鬱。

 

さて、冗談はこのくらいにしましょう。今年も沢山の曲がリリースされ、この一年を彩ってきたわけなんですが、今回はその中から僕が最も心に残った曲を5つ紹介します。意外と思い返してみると脳に浮かばないものなんですよね。でもこういう機会に振り返ることで、自身の音楽に対する愛を深めていけるのではないのでしょうか。皆さんも時間があればSpotifyのいいね欄を見てみてくださいね。

それではいってみましょー。

 

1. JID "Dance Now" Feat. Kenny Mason

 

 

アトランタ出身のラッパーJIDのアルバム「The Forever Story」からの一曲。J. ColeのレーベルDreamvilleのラッパーとしても知名度が高いです。個人的にはこのアルバムが今年一番良かったと思っています。JIDのラップスキルには毎度毎度驚かされます。ライムの速さ、フロウ、単語の発音の仕方など、一つの曲でいろんなことを披露してしまうスキルの高さは誰にもまねできないものだと思います。そして重要なことはしっかりとリリックに書き残す...イカれてる(褒めてます)。キャリアはまだ浅いですが、新人にしてベテランである彼の作品は絶対に聴き逃してはいけないと思います。

 

2. Everything Everything "Shark Week"

 

 

これ、アルバムがとてもいいもんですから、どの曲にしようかすごく悩んだんですよね...。結局一番再生数の多い曲をピックアップしました。イギリスのバンドEverything Everythingのアルバム「Raw Data Feel」からの一曲。前作に比べてエレクトロの要素がぐんと強くなっており、その中でもこの曲は一番ポップでノリやすく聴きやすい曲だと思います。個人的にはシンセサイザーの「ジャン!ジャン!ジャン!」って感じの演奏と、二番のサビから三番のヴァースにかけての演奏が好きです。かっこいいんだよな、なんか、こう、だんだん天に向かって身体が浮上していく感じがするの、とても気持ちがいいんですよね。是非ぜひ聴いてください。

 

3. Flume "Highest Building" Feat. Oklou

 

 

イケメンDJのFlumeのアルバム「Palaces」からの一曲。去年はToro y Moiをフィーチャーした「The Difference」をとても聴いていたので、アルバムに収録されるのかと期待していましたが、スルーされてがっかり...。この曲は...とにかくミックスがカッコいいですね。耳を殴るようなエレクトロノイズとOklouの透き通るボーカルが融合して、摩訶不思議なFlumeの世界へといざなわれていく感覚が、何度聴いてもたまらないです。最高ですね。でも「The Difference」はアルバムに入れてほしかった...。

 

4. Joji "Glimpse Of Us"

 

 

日本人枠ですね。Filthy Frankという名でYouTube活動を行っていたキャリアのあるシンガーソングライターJojiのアルバム「SMITHEREENS」からの一曲。Lo-FiとR&Bが混ざった独自のスタイルで失恋を歌った、物悲しい曲です。悲壮感漂うピアノの演奏に、聴いていてこちらも苦しくなるJojiのボーカルが、サビで何重にも重なり、リスナーに襲いかかってきます。二番のサビが終わった後のハミングはいつ聴いても涙が出そうになりますね。おそらくJojiの中でも一番いい曲なんじゃないかなっていうほどの出来です。アメリカのシングルチャートのトップ10にもランクインしたヒット曲なので、一度聴いてみてはどうでしょうか。できればMVも合わせてお楽しみください。きっとあなたの心に残る作品となります。

 

5. Kendrick Lamar "The Heart Part 5"

 

 

今年一番の名曲です。毎度毎度名盤をこの世に送り出しているラッパーKendrick Lamarの5年ぶりとなるアルバム「Mr. Morale & The Big Steppers」がリリースされる数日前にサプライズでリリースされました。あまりにも衝撃で、リモート授業受けてる場合じゃねぇと思ってそっちのけで聴いてしまいました(おいおいダメだろ)。ジャケットに写っている6つの手は、元アメフト選手で殺人事件の容疑者となったO.J. Simpson、今も問題を起こし続けている天才ラッパーKanye Westヘイトクライムを自演して逮捕された俳優Jussie Smollett、アカデミー賞授賞式でコメディアンのChris Rockに強烈ビンタをかました俳優Will Smith、元NBAバスケットボール選手の故Kobe Bryant、ストリートを代表する元ラッパーの故Nipsey Hussleのものです。MVでは、Kendrick Lamarの顔がこれら6人の顔に次々と変わっていくというもので、すごく衝撃を受けたのを覚えています。この曲では黒人の「カルチャー」を皮肉りながら取り上げ「黒人同士で命を奪い合っている現状をカルチャーと呼ぶのはもううんざり」と訴えるものとなっています。ヴァース3では、故Nipsey Hussleの視点で語られ、とても胸を打つ内容となっています。この曲のリリース後、PnB RockとTakeoffが射殺される事件が起きてしまったのはご存じかと思われます。今一度この曲がリリースされた意味を考えるべきなのではないでしょうか。

 

以上で僕の紹介を終わります。いかがでしたでしょうか。知っている曲はありましたか?

他にも紹介したい曲はまだまだありますが、それはまたの機会にこちらのブログでまとめます。今年も今年で沢山の作品が出ておりますので、皆さんも振り返ってみてはいかがでしょうか。来年も楽しみですね。個人的にはAlgiersのアルバムが良作の匂いを放ってるので、いい一年になると思っています。

 

それでは。御後が宜しいようで。