僕が選ぶ2025年ベストアルバムTOP100
今年もこの時期が来ました。毎日血反吐を吐きながら更新しているランキングを公開する時が来ました。昨年に引き続き、今年もカウントダウン形式で100位から紹介します。
今年から社会人になり、音楽を聴く時間が強制的に削られ、アルバムを聴ける時間が限られている中、かなり面白い作品に出会うことができました。今回はコンパクトに上位10位以外は感想を省略させていただきます。それでは、始めます。
参考までに、以下が今年聴いた作品です。











よく見ると、[Alexandros]で始まり、[Alexandros]で今年を締めてるんですよね。来年もこんな感じに綺麗にアルバムを聴けるんだろうか...。
それでは、早速始めます。カウントダウン方式で10枚ずつ紹介していきます。左上が順位が低くて、右へ行くたびに順位が上がっていくようにまとめました。もしかしたら人によっては見にくいかもしれませんが、予めご了承ください。
100位〜91位

100位 Bon Iver - SABLE, fABLE
99位 Frost Children - Sister
98位 Saba & No I.D. - From the Private Collection of Saba and No ID
97位 Gelli Haha - Switcheroo
96位 Men I Trust - Equus caballus
95位 Hayley Williams - Ego Death at a Bachelorette Party
94位 Skrillex - F*ck U Skrillex You Think Ur Andy Warhol But Ur Not!! <3
93位 神聖かまってちゃん - 団地テーゼ
92 位 SPELLLING - Portrait of My Heart
91位 Danny Brown - Stardust
90位〜81位

90位 Honningbarna - Soft Spot
89位 Earl Sweatshirt - Live Laugh Love
88位 Bad Bunny - DeBÍ TiRAR MáS FOToS
87位 Lady Gaga - MAYHEM
86位 Shapednoise - Absurd Matter 2
85位 Deep Sea Diver - Billboard Heart
84位 Telematic Visions - opposite mirrors
83位 Obongjayar - Paradise Now
82位 天音かなた - Trigger
81位 Niños del Cerro - Alma Tadema
80位〜71位

80位 twenty one pilots - Breach
79位 Dijon - Baby
78位 Big Thief - Double Infinity
77位 mekakushe - 138億年目の恋
76位 Viagra Boys - viagr aboys
75位 長瀬有花 - Mofu Mohu
74位 yeule - Evangelic Girl Is a Gun
73位 Spiritbox - Tsunami Sea
72位 Agriculture - The Spiritual Sound
71位 LAUSSE THE CAT - The Mocking Stars
70位〜61位

70位 redveil - Sankofa
69位 Guerilla Toss - You're Weird Now
68位 星野源 - Gen
67位 Bee Hive Ski Race - Unlimited Violence Apologia
66位 Kevin Abstract - Blush
65位 Wednesday - Bleeds
64位 Joey Valence & Brae - HYPERYOUTH
63位 Annahstasia - Tether
62位 Nourished by Time - The Passionate Ones
61位 Model/Actriz - Pirouette
60位〜51位

60位 Chuquimamani-Condori & Joshua Chuquimia Crampton - Los Thuthanaka
59位 Snõõper - Worldwide
58位 Tropical Fuck Storm - Fairyland Codex
57位 明日の叙景 - Think Of You
56位 Natalia Lafourcade - Cancionera
55位 Deftones - private music
54位 james K - Friend
53位 Psychedelic Porn Crumpets - Pogo Rodeo
52位 Sydney Sprague - Peak Experience
51位 Javiera Electra - Helíade
50位〜41位

50位 Little Simz - Lotus
49位 Baths - Gut
48位 clipping. - Dead Channel Sky
47位 CHANCE デラソウル - Vinyldelia
46位 Ela Minus - Día
45位 betcover!! - 勇気
44位 Oklou - Chock Enough
43位 JID - God Does Like Ugly
42位 Squid - Cowards
41位 Tyler, The Creator - Don't Tap The Glass
40位〜31位

40位 Car Seat Headrest - The Scholars
39位 To Be Gentle - I Am a Spiritual Being Having a Human Experience
38位 Horsegirl - Phonetics On And On
37位 青葉市子 - Luminescent Creatures
36位 Deafheaven - Lonely People With Power
35位 Geese - Getting Killed
34位 Aesop Rock - Black Hole Superette
33位 Tennis - Face Down in the Garden
32位 Armand Hammer & The Alchemist - Mercy
31位 Messa - The Spin
30位〜21位

30位 Cardiacs - LSD
29位 Swans - Birthing
28位 Ghais Guevara - Goyard Ibn Said
27位 Huremic - Seeking Darkness
26位 Weatherday - Hornet Disaster
25位 MAC MILLER - Balloonerism
24位 Stereolab - Instant Holograms on Metal Film
23位 The Beths - Straight Line Was a Lie
22位 Maruja - Pain To Power
21位 Hannah Frances - Nested in Tangles
20位〜11位

20位 Hotline TNT - Raspberry Moon
19位 想像力の血 - 物語を終わりにしよう
18位 Mei Semones - Animaru
17位 FKA twigs - Eusexua
16位 Backxwash - Only Dust Remains
15位 Oneohtrix Point Never - Tranquilizer
14位 Titanic - Hagen
13位 Disiniblud - Disiniblud
12位 Jane Remover - Revengeseekerz
11位 Clipse - Let God Sort Em Out
以上が100位から11位までのアルバムです。10位からはコメントと共に紹介します。
10位 Turnstile - NEVER ENOUGH

アメリカで活動するポスト・ハードコアバンドのTurnstile。前作「GLOW ON」に比べるとハードロックさが薄くなっており、よりメロディックでエモーショナルな雰囲気が漂うアルバムになっています。オルタナロック好きはハマること間違いなしです。
9位 billy woods - Golliwog
ニューヨークで活動するアブストラクト・ヒップホップの重鎮billy woodsが、また物議を醸す名作をリリースしました。本作はより不気味さが際立っており、ホラーコア寄りの一面が見られます。今までとは違うbilly woodsが楽しめるかも?
8位 Black Country, New Road - Forever Howlong
本作はBlack Country, New Roadにとって、元フロントマンのIsaac Woodが脱退してから初めてのスタジオアルバムになりました。ポストロックの要素が強かった前作「Ants From Up There」から一転、とても心地よいポップさが増したアートロックへと進化しました。新体制になっても、BC,NRの可能性は無限大です。
そういえば今月の上旬にBC,NRのライブにお邪魔しました。すっごい素敵でした。前座の柳瀬二郎さんも最高のパフォーマンスで...。仕事終わりだったけどチケット買ってよかった...。

7位 Anna von Hausswolff - Iconoclasts
スウェーデン出身で、現在デンマークで活動しているシンガーソングライター、Anna von Hausswolffの5年ぶりの新作です。前作「All Thoughts Fly」がアンビエントとドローン寄りだったため、初めてこのアルバムを聴いた時は180度違う世界観に衝撃を受けました。アンビエントだけでなく、実験的なアートロックの要素が入り、とても壮大な作品になっています。
6位 Alkoy - Valle Chakal Ki
アルゼンチンで活動するラッパー、Alkoyのデビューアルバムです。30分にも満たない短いアルバムですが、ビートがとにかく美しいです。ドラムレスなビートに幻想的な演奏、消え入りそうなボーカルが心に染みます。今年一番のアブストラクト・gヒップホップアルバムではないでしょうか。
5位 Psychedelic Porn Crumpets - Carpe Diem, Moonman
オーストラリアで活動するサイケデリック・インディーロックバンド、Psychedelic Porn Crumpetsの今年1枚目のアルバムです(年内に2枚リリースしており、2枚目は「Pogo Rodeo」)。激しいオルタナロックな演奏がノイジーに震えながら響き、インディーロックなのにサイケデリックさもあるという、摩訶不思議な体験ができます。捨て曲は一切ございません。ぜひ聴いてください。
4位 Ninajirachi - I Love My Computer
ポケモンのジラーチにちなんだアーティスト名を掲げる、オーストラリアで活動するNinajirachiのファーストアルバム。令和の音楽なのに平成感があり、それでも先進的な音楽のように感じます。ダンスとポップ、そしてエレクトロがもみくちゃになり、破壊的で神秘的な音を終始楽しむことができます。これぞPCミュージックと感じさせる、DTMでしか奏でることのできない音の暴力が、リスナーの耳と心を十分に満たしてくれるでしょう。
そういえばNinajirachiのオタク部屋DJセットにめっちゃ僕の心が掴まれました。僕もこんな部屋でDJしたいですね...。

3位 McKinley Dixon - Magic, Alive!
シカゴで活躍するラッパーMcKinley Dixonの、渾身の作品がリリースされました。前作「Beloved! Paradise! Jazz!?」に引き続きジャズ・ラップが炸裂しており、Quelle ChrisやGhais Guevara、Teller Bank$、Pink Siifu、Blu等多くの著名アーティストとコラボしています。このアルバムで、令和を代表するジャズラッパーとして確固たる地位を築いたのではないでしょうか。何回聴いても美味しいアルバムです!
2位 Candelabro - Deseo, carne y voluntad
チリで活動する7人ロックバンド、Candelabroのセカンドアルバム。僕はあまりこのバンドに詳しくはないのですが、初めてこのアルバムを聴いた時、どこか初期のBC,NRを感じました。アートロックとポストロックが融合し、独特の雰囲気を漂わせているのですが、それでも美しくて終始感動しっぱなしでした。約74分という比較的長いアルバムですが、それでも聴く価値は十分あると思います。それだけ僕は感動しました。
1位 Quadeca - Vanisher, Horizon Scraper
ロサンゼルスで活動する歌手、ラッパー、そしてYouTuberのQuadecaの渾身の作品が、今年産み落とされました。前アルバム「I Didn't Mean to Haunt You」のエモ要素とアートロック、そして前ミックステープ「SCRAPYARD」のエクスペリメンタルさが融合した、Quadecaの集大成のようなアルバムです。アコースティックギターの演奏が響いて幻想的な世界観もありつつ、ビートが荒れて破壊的にもなっており、ひとつのジャンルで括ることが拒まれるほど「芸術」に昇華されています。また、このアルバムに収録されている曲全てにミュージックビデオがあり、ビジュアルアルバムとしてのアプローチもあります。間違いなく、このアルバムはQuadecaにとってとても重要なアルバムになったのではないでしょうか。
長々とここアルバムの感想を述べましたが、それ以上に感じたものがあります。それは、Quadecaという人物の存在の大きさです。数年前はYouTuberとしての活動がメインであったため、ファンとの距離は近かったように感じます。しかし、アルバム「From Me to You」で音楽の才能が開花し、現在に至るまで、数々の名曲と名作をリリースし続けており、その結果Quadecaという存在が大きくなりすぎてしまい、なんだか遠くに行ってしまったように感じました。もう僕らの手の届くところにはいないんだなぁと、少し寂しさを感じました。このアルバムは、Quadecaにとって大きく成長させる転換期になったのと同時に、僕にとって彼が遠くの存在になったのを感じさせる、歴史的な作品になったのではないでしょうか。もし聴いていない方は今すぐ聴いてください。あなたにとって大切なアルバムになること間違いなしです。
いかがでしたでしょうか?コンパクトにした分、好きなアルバムについて説明する文章が長くなった気がしますが、楽しめましたでしょうか?
以下URLで全アルバムのランキングを最下位まで紹介しています。興味がありましたらご覧下さい。
https://rateyourmusic.com/list/Yanagie/my-best-2025-albums/
余談ですが、僕の好きなアルバムベスト200を本日更新しました。よろしければ以下URLからチェックしてください。面白いものになってると思います。
https://youtu.be/rBgsDSc3rOs?si=MErfWJEF49A6DZCy
長くなりましたが、以上となります。
皆様良いお年を。
僕が選ぶ2024年ベストアルバムTOP100
遂にこの日がやって参りました。年間ベストアルバムランキングの記事です。昨年に引き続き、今年もまとめさせていただきます。
今SwansのLive Ropeを聴きながら作業してます。書き終わる頃には聞き終わってるでしょうか。
さて、今年のランキングなんですが、昨年とは違う点があります。それは、ベスト100であるということです。今年の作品だけで343作品(EPも含む)も聴きまして、こんなにも聴いたらよかったと思える作品はもちろん増えるわけで...。はい。正直語り尽くせないので、ここではHonorable Mentionsを含めて103枚紹介します。一枚ずつ真剣に語りたいのですが、時間もないですのでサラっといきます。よければ見ていってください。
参考までに、これらが今年聴いた作品たちです。












それでは、まずはHonorable Mentionsです。
Catpack - Catpack

103位にランクインしたCatpackは、それぞれソロで活動しているJacob MannとAmber Navran、そしてPhil Beaudreauの3人で結成されたバンドです。ネオ・ソウルやジャズ、そしてR&Bなど様々なジャンルを交え、さわやかに、そしてキャッチーに仕上がっています。30分もない短いアルバムですが、とても充実した一枚だと思います。よければ是非チェックしてください。
Amyl and The Sniffers - Cartoon Darkness

オーストラリアのポストパンクバンド、Amyl and the Sniffersの新作です。ジャケットの過激さも良さの一つですが、なんといっても演奏と歌唱力でしょう。パワフルなボーカルと演奏を聴いてハートを奪われること間違いなしです。
Cordae - The Crossroads

2020年までYBNクルーとして活躍していたCordaeの新作です。ソフトでキャッチーなビートとソウルフルなラップ、そして豪華客演のパフォーマンスは圧巻でしたが、惜しくも101位とさせていただきました。
ここからベスト100の紹介です。カウントダウン方式で10枚ずつ紹介していきます。左上が順位が低くて、右へ行くたびに順位が上がっていくようにまとめました。もしかしたら人によっては見にくいかもしれませんが、予めご了承ください。
テキトーにかいつまんで紹介していきます。
100位〜91位

100位 Cheekface - It's Sorted
99位 Kamasi Washington - Fearless Movement
98位 Goat - Goat
97位 cat.flp - JERKIN' AT RYŌŌ HIGH 2024 #MOEFUTURE
96位 Arooj Aftab - Night Reign
95位 ScHoolboy Q - BLUE LIPS
94位 ヰ世界情緒 - 色彩
93位 death's dynamic shroud.wmv & galen tipton - You Like Music
92位 Clairo - Charm
91位 Kamau - Est...
さて、早速物議を醸す内容になりました。というわけで大雑把に解説していきます。
100位には私が大好きで仕方がないCheekfaceのアルバムがランクイン。99位にはなんとKamasi Washingtonがランクインしてしまいました。トップ30圏内に入りそうなアルバムではありますが、それ以外にも好きなアルバムが多くてなんだかんだこうなっちゃいました。そしてサイケロックバンドGoatのセルフタイトルアルバムが98位にランクイン。97位にはカナダ出身のエレクトロプロデューサーのcat.flpによる、アニソンのジャークリミックスアルバムがランクインしました。96位にはサウジアラビア出身のグラミー賞受賞経験者のArooj Aftab、95位には約5年振りのリリースとなったScHoolboy Q、94位にはKAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガーのヰ世界情緒がランクインしました。93位には皆さん大好きdeath's dynamic shroud.wmvとgalen tiptonのコラボアルバム、92位には来年のグラミー賞にノミネートし受賞が期待されているClairoの新作、そして91位はブラジル出身のアブストラクト・ヒップホップのラッパーKamauがランクインしました。
90位〜81位

90位 Moor Mother - The Great Bailout
89位 Remi Wolf - Big Ideas
88位 Vince Staples - Dark Times
87位 Fat Dog - WOOF.
86位 Ihsahn - Ihsahn
85位 Logic - Ultra 85
84位 花譜 - 寓話
83位 glaive - May It Never Falter
82位 Brittany Howard - What Now
81位 Chat Pile - Cool World
90位にはアブストラクトなビートとポエトリーリーディングが特徴的なMoor Motherの意欲作が登場です。89位には今年のフジロックの出演をメディカルの問題で断念したRemi Wolfがランクイン。また日本に来てパフォーマンスをしてくれる日が来ることを楽しみにしてます(しっかりとメッセージを出してくれたことは本当に嬉しかったです。どっかの宇宙人メイクさんとは違って)。88位にはウェッサイのラッパーVince Staples、87位にはニューウェーブの超新星のFat Dog、86位にはヘビーなプログレメタルが印象的なIhsahnがランクインしました。85位にはLogicのブーンバップアルバム、84位にはKAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガーの花譜の、カンザキイオリの卒業後初の新体制によるアルバムがランクイン。83位にはエモ・ラッパーのglaiveのアルバム、82にはAlabama Shakesのボーカルを務めるBrittany Howardによるサイケソウルアルバム、81位には独特な演奏が特徴的なノイズロックバンドのChat Pileの新譜がランクインしました。
80位〜71位

80位 KA - The Thief Next to Jesus
79位 Girl in Red - I'M DOING IT AGAIN BABY!
78位 Everything Everything - Mountainhead
77位 TURQUOISEDEATH - Kaleidoscope
76位 Allie X - Girl With No Face
75位 twikipedia - For The Rest Of Your Life
74位 JPEGMAFIA - I Lay Down My Life for You
73位 Marika Hackman - Big Sigh
72位 PAS TASTA - GRAND POP
71位 Black Dresses - Laughingfish
JPEGMAFIAが低すぎる?うるせぇ最後まで読めや。
80位には惜しくも10月に亡くなられたラッパーKAの生前最後のアルバム、79位には今年のフジロックのWHITE STAGEにて大トリを務めたノルウェー出身のGirl in Redの新譜、78位はイギリスのオルタナロックバンドのEverything Everythingのアルバムがランクインです。77位は弱冠17歳のAtmospheric Drum and BassミュージシャンのTURQUOISEDEATH、76位はカナダのダンスポップシンガーのAllie X、75位はエモラップとシューゲイズの融合が特徴的なtwikipediaの新譜がランクインしました。さて、問題の74位です。今年のJPEGMAFIAはロックな曲が多くて興味深かったのですが、ここ数年でリリースされたJPEGMAFIAのアルバムの中では少し弱い気がしました。かっこいいアルバムですが、物足りない感じがしました。73位はシンガーソングライターのMarika Hackmanのインディーロックアルバム、72位は前作よりもパワーアップされたハイパーポップが特徴的なPAS TASTAの新作、71位はエレクトロ・インダストリアルデュオのBlack Dressesのアルバムがランクインしました。
70位〜61位

70位 AURORA - What Happened to the Heart?
69位 Future Islands - People Who Aren't There Anymore
68位 MGMT - Loss of Life
67位 Mach-Hommy - #RICHAXXHAITIAN
66位 Saidan - Visual Kill: The Blossoming of Psychotic Depravity
65位 柴田聡子 - Your Favorite Things
64位 Blurred City Lights - 天使のいない街で
63位 KOKAENLAPIPA - KOKAENLAPIPA
62位 ZULI - Lambda
61位 Bring Me The Horizon - Post Human: NeX GEn
順位が気になるアルバムがありますが、一旦無視しましょうか。70位はロックやエレクトロなど様々なジャンルを全て踏襲したAURORAのアートポップアルバム、69位は4年ぶりとなるシンセポップバンドのFuture Islandsのアルバム、68位は神秘的で母性の溢れる優しい世界観が特徴的なMGMTのアルバムがランクインです。67位にはハイチ出身のアブストラクト・ヒップホップバンドのMach-Hommyの新作、66位はアメリカのブラックメタルバンドのSaidan、65位は柴田聡子のダンサブルなR&Bのアルバムがランクインしました。64位は名古屋市で活動するシューゲイズバンドのBlurred City Lightsのドリーミーなアルバム、63位はチリ出身のクラウドラッパーのLonelyFriendlyことKOKAENLAPIPAのエクスペリメンタルなアルバムがランクイン、62位はエジプト出身のZULIによるグリッチやアンビエントなどのジャンルを混ぜたコラージュアルバムがランクインしました。61位は待ちに待ったBring Me The Horizonの新作です。メタラーはこのアルバムを上位に入れるでしょう。今作はとても日本っぽい感じがして、またまた挑戦的なアルバムのように感じましたが、強烈な印象が残ったかというと、全ディスコグラフィーと比較してみると、一番ではない気がします。しかし、面白いアルバムなのは確かです。
60位〜51位

60位 twenty one pilots - Clancy
59位 Ginger Root - Shinbangumi
58位 Cameron Winter - Heavy Metal
57位 samlrc - A Lonely Sinner
56位 Judas Priest - Invincible Shield
55位 Laura Marling - Patterns in Repeat
54位 Julia Holter - Something in the Room She Moves
53位 Beth Gibbons - Lives Outgrown
52位 Adrianne Lenker - Bright Future
51位 Father John Misty - Mahashmashana
またまた物議を醸しそうなラインナップです。
60位のtwenty one pilotsのアルバムの順位が高すぎるって思った人、まあいると思います。しかし、今作はかなり実験的なインディーポップアルバムに仕上がっていて、とても良かったです。59位はダンサブルなポップナンバーが印象的なGinger Rootのアルバム、58位はアメリカのインディーロックバンドのGeeseのボーカルのCameron Winterのソロアルバム、57位はブラジル出身の弱冠20歳のsamlrcによるポストロックアルバムがランクインしました。56位はイギリスのベテランヘビメタバンドのJudas Priest、55位はアコースティックの演奏が胸を打つLaura Marlingのフォークアルバムがランクインしました。54位はまさに芸術と言わんばかりに音が複雑に重なり合っているJulia Holterのアートポップアルバム、53位はPortisheadのボーカルのBeth Gibbonsによるソロアルバム、52位はインディーロックバンドのBig ThiefのボーカルのAdrianne Lenkerによるソロフォークアルバム、51位は元Fleet FoxesのメンバーのFather John Mistyのチャンバー・ポップなアルバムがランクインしました。
50位〜41位

50位 ERRA - CURE
49位 Jack White - No Name
48位 阿部芙蓉美 - Super Legend
47位 Xiu Xiu - 13" Frank Beltrame Italian Stiletto With Bison Horn Grips
46位 Chelsea Wolfe - She Reaches Out to She Reaches Out to She
45位 death's dynamic shroud.wmv - American Candy
44位 Porter Robinson - SMILE! :D
43位 Fontaines D.C. - Romance
42位 窓辺リカ - Infinite Window
41位 Jamie xx - In Waves
50位はDjentを代表するメタルバンドERRAの新作、49位はJack Whiteの激しいガレージロックアルバム、48位はシンガーソングライターの阿部芙蓉美による心優しい演奏が特徴的な新作がランクインしました。47位はロックが強調されたXiu Xiuのエクスペリメンタルアルバム、46位はChelsea Wolfeのダークな雰囲気が漂うトリップホップアルバムです。45位はまたまたdeath's dynamic shroud.wmvがランクインしました。今作はヒット曲を大胆にサンプリングしたヴェイパーウェイブアルバムになっています。44位はエレキやシンセの音が刺激的に鳴り響くPorter Robinsonの新作、43位は力強さのあるアイルランド出身のFontaines D.C.による新作、42位はVirgin Babylon Records所属の窓辺リカによるブレイクコアとグリッチポップの融合が楽しめるアルバム、41位はThe xxのメンバーのJamie xxによるダンサブルなアルバムがランクインしました。
40位〜31位

40位 くだらない1日 - どいつもこいつも
39位 Lupe Fiasco - Samurai
38位 Tyler, The Creator - CHROMAKOPIA
37位 Denzel Curry - King of the Mischievous South Vol. 2
36位 St. Vincent - All Born Screaming
35位 Floating Points - Cascade
34位 Prostitute - Attempted Martyr
33位 Hannah Frances - Keeper of the Shepherd
32位 坂本龍一 - Opus
31位 Jlin - Akoma
40位は日本のオルタナロックバンドによるくだらない1日によるエモ要素を含んだインディーロックアルバム、39位はジャズとブーンバップを踏襲したLupe Fiascoの新作、38位はアフリカのロック音楽のサンプリングなどが特徴的なTyler, The Creatorのアルバムがランクインしました。37位はキャッチーでリリカルなナンバーが多数収録されているDenzel Curryのミックステープ、36位はグラミー賞受賞経験者であるSt. Vincentによるアート・ロックアルバム、35位はFloating Pointsによる楽しいハウスアルバムがランクインしました。ここで僕が注目しているのが、34位のProstituteです。アメリカの新星ノイズロックバンドなのですが、どこかDaughtersを彷彿とさせる演奏がとても印象的です。次世代を代表するノイズロックバンドとして活躍することを期待したいですね。33位はフォークとロックの融合が楽しめるHannah Francesのアルバム、32位は故坂本龍一の生前に収録された生演奏を楽しめるライブアルバム、31位はピューリッツァー賞にノミネートされた実績のあるジューク・フットワークのアーティスト、Jlinによる新作がランクインです。
30位〜21位

30位 ELUCID - REVELATOR
29位 Mount Eerie - Night Palace
28位 Navy Blue - Memoirs in Armour
27位 王若琳 - Hotel La Rut
26位 Kendrick Lamar - GNX
25位 Quadeca - SCRAPYARD
24位 The Cure - Songs of a Lost World
23位 Ex-Easter Island Head - Norther
22位 MJ Lenderman - Manning Fireworks
21位 Squarepusher - Dostrotime
30位はアブストラクト・ヒップホップユニットのArmand Hammerのメンバー、ELUCIDのエクスペリメンタルラップアルバム、29位はMount Eerieによるフォークとロックの融合が楽しめるアルバム、28位はドラムレスなビートが特徴的なNavy Blueのアルバムがランクインしました。27位は台湾出身のシンガーソングライターの王若琳のバラエティ豊かなアルバム、26位は地元リスペクトの強さが楽しめるKendrick Lamarの驚異の新作がランクインです。25位はエクスペリメンタルなビートが特徴的なQuadecaのエモラップアルバム、24位はゴシック・ロックの重鎮The Cureの新作、23位は神秘的なエレクトロなアンビエントが楽しめるEx-Easter Island Headのアルバム、22位はインディーロックバンドのWednesdayのフロントマンのMJ Lendermanのソロ・スラッカーロック・アルバム、21位は電子ノイズが強烈に鳴り響くSquarepusherの新作がランクインしました。
20位〜11位

20位 The Smile - Wall Of Eyes
19位 Armand Hammer - BLK LBL
18位 The Smile - Cutouts
17位 Parannoul - Sky Hundred
16位 長谷川白紙 - 魔法学校
15位 花羽音 - 『elements voice fragments』花羽音 the album
14位 Joey Valence & Brae - NO HANDS
13位 Magdalena Bay - Imaginal Disk
12位 Iglooghost - Tidal Memory Exo
11位 Charli XCX - brat
The Smileのアルバムが2枚もあります。順を追って説明します。
20位はRadioheadの『Amnesiac』を連想させられるようなThe Smileのアルバム、19位は限定でレコードで配布されたArmand Hammerの公式未発表アルバムがランクインです。18位はオルタナロックの要素が強いThe Smileの今年二枚目のアルバム、17位は韓国出身のシューゲイズ・アーティストのParannoulの新作、16位は長谷川白紙による強烈なグリッチポップアルバムがランクインしました。15位は環境音楽とポエトリーリーディングの奇跡的な融合が特徴的な花羽音による超大作プロジェクト、14位はハードコアなラップとロックの融合がBeastie Boysを彷彿とさせるJoey ValenceとBraeのアルバム、13位はダンサブルなシンセポップが特徴的なMagdalena Bayの新作です。12位はIglooghostによる刺激的なDeconstructed Clubのアルバム、11位はクラブミュージックとダンスポップが暴れに暴れ散らかしたCharli XCXの注目すべき作品がランクインしました。
10位からはもうちょっと詳しく書いていきます。
10位 Godspeed You! Black Emperor - "No Title as of 13 February 2024 28,340 Dead"

10位はGY!BEによる、社会風的アルバムです。昨年に勃発したイスラエルとパレスチナ自治区による抗争に対する作品となっています。イスラエルによる一方的な虐殺行為を痛烈に批判したこのアルバムは、とても物悲しく、そして激しく演奏が繰り広げられています。
9位 Foxing - Foxing

9位はインディーロックバンドのFoxingのセルフタイトルアルバムです。全体的に音割れのようなノイズの要素が非常に多く、そのようなノイズロックが好きな人にとっては非常に面白いアルバムだと思います。
8位 超☆社会的サンダル - 漂☆流

8位は日本で活躍する4人組のオルタナロックバンド、超☆社会的サンダルによるアルバムです。わずか7曲しか収録されていませんが、どれも女性ボーカルや演奏がパワフルで感動的で、今後の活躍が期待できる作品となっています。
7位 Lip Critic - Hex Dealer

7位はインダストリアルなパンクが印象的なLip Criticのアルバムです。終始破壊的な演奏が鳴り響き、どこかNine Inch Nailsの『The Downward Spiral』を思い出させるような雰囲気があります。
6位 Melt-Banana - 3+5

6位は約11年振りとなる日本のノイズロックバンド、Melt-Bananaのアルバムです。30分もない短いアルバムですが、ファンからすれば申し分ないほどクオリティが高いアルバムです。ロックに、エレクトロにノイズを響かせており、非常に刺激的なアルバムです。
5位 Vampire Weekend - Only God Was Above Us

5位はVampire Weekendの5年振りの新作です。今作では様々な楽器を駆使して様々な世界感を繰り広げられているインディーロックアルバムになっています。明るい演奏なのに歌詞が暗かったりと、Vampire Weekendらしさが感じられるとても面白いアルバムです。
4位 Crizin da Z.O. - Acelero

4位はブラジルで活動するインダストリアル・ヒップホップアーティストのCrizin da Z.O.のアルバムです。とにかく音が暴れ散らかしていて予測不可能!新しい発見や衝撃があり、聴き始めてすぐに年ベス間違いなしであると確信しました。JPEGMAFIAやDeath Grips、clipping.が好きな人なら、ハマること間違いなしです。
3位 glass beach - plastic death

3位はアメリカのインディーロックバンドのglass beachのアルバムです。インディーロックではあるのですが、アート・ロックの要素も強く、とてもメロディアスで独特の雰囲気が漂っています。どの曲にも個性があって聴きごたえがあります。
2位 Friko - Where We've Been, Where We Go From Here

2位はインディーロックの超新星のFrikoのファーストアルバムです。今年のフジロックにも出演し、最高なパフォーマンスを披露していたことも記憶に新しいでしょう。僕がこのアルバムをこの順位に入れた理由はたった一つです。このアルバムを聴いて泣いてしまったからです。あまりにも美しすぎて泣いてしまいました。個人的には終盤がオススメです。是非是非聴いてください。
1位 Geordie Greep - The New Sound

1位は、今年突如解散宣言をしたblack midiのボーカルを担当するGeordie Greepによるソロアルバムです。black midiの要素を引き継ぎながらも、ジャズやラテンを取り入れて昇華させたプログレッシブなアルバムです。解散宣言がされてから半年足らずでこのアルバムをリリースしたと考えると、こんな名盤を作るにはあまりにも早すぎる気がしました。black midiでは表現できなかったGeordie Greepの世界が、このアルバムにはあります。僕らはもう、この男に身を委ねてもいいのかもしれません。ここまで最高なアーティストはいないでしょう。
いかがだったでしょうか?流れるように103枚紹介しましたが、興味を引いたアルバムはありましたでしょうか?もし全ランキングを見たいと思いましたら、下記URLにてチェックしてください。非常に見応えのあるランキングになっていると思います。
https://rateyourmusic.com/list/Yanagie/my-best-2024-albums/
ここでさようならをしたいところですが、もう一枚忘れていました。
そうです。SwansのLive Ropeです。

全部聴きましたよー。最高でしたね。生演奏だからこそ感じられる迫力があり、今まで聴いたライブアルバムで一番好きかもしれません、割と冗談抜きで。上手く言葉には表しにくいですね...。それだけ感動しました。
ではSwansは何位にランクインしたのでしょうか?それは、先程載せたRateYourMusicのURLにて是非チェックしてみてください。
長くなりましたが、以上となります。
皆様良いお年を。
2023年のお気に入りソング、ベスト5
Your Favorite Music in 2024の23日目を担当します、やなぎぃです。
今年は過去一アルバムを聴きまして、その中にはたっくさんいい曲があったわけですから、紹介したいものがたくさんありすぎて困ってるんです。
でも、そのなかでも特に良かったと思う曲を5つだけ選曲しました。
他にも紹介したい曲は山ほどありますが、そこはグッとこらえて、またどっかのタイミングで紹介します(多分ないと思うので期待しないでね)。
1. Kendrick Lamar "euphoria"
今年の出来事を「何があったかなー」って振り返ってみると、やはり多数のラッパーを巻き込んだ歴史に残るビーフでしょう。事の発端は、DrakeとJ. Coleのコラボ曲"First Person Shooter"にて「ビッグ3」について言及し、その数か月後に、FutureとMetro Boomin、そしてKendrick Lamarのコラボ曲"Like That"にてアンサーをしたことから始まります。DrakeとJ. Coleの他にも、Rick Ross、The Weeknd、A$AP Rockyなども参戦し、ここ数年で最も大きなビーフとなりました。そのビーフの中で、一番リリカルで、クリティカルなディスをしていたのが、この曲ではないかと考えています。一カ月以上続いた沈黙をたった一曲のリリースで爆音を響かせたKendrick Lamarのディスは、ヒップホップの歴史史上類を見ないほどのクオリティの高さを誇っていると思います。この曲でKendrick Lamarによる反撃が開始されたため、一番印象に残りました。
2. Eminem "Fuel" Feat. JID
Eminemは、今年の7月に新アルバム "The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)"をリリースし、自身のオルターエゴであるSlim Shadyを葬り去るというコンセプトのアルバムになっています。その中で特に存在感を放っていたのはこの曲ではないでしょうか。J. Coleが設立したレーベル、DreamvilleのエースのJIDをフィーチャーしたこの曲は、2人の本気のラップが炸裂している名曲です。この曲では、9月に性的人身売買、恐喝及び性的暴行の容疑で逮捕されたP. Diddyについて言及しています。Eminemは以前からP. Diddyが2 Pacの殺人事件に関与していることを言及しており、この曲でも性的暴行疑惑と併せて言及しています。この逮捕をきっかけに音楽業界に大きな影響を及ぼしたことは間違いないでしょう。今後Eminemの主張が報われる日が来るのでしょうか...?というのは置いておきまして、EminemとJIDの最上級のラップスキルを体験できる曲ですので、是非一度聴いてみてください。
3. Porter Robinson "Russian Roulette"
今年の8月にリリースされたアルバム"SMILE! :D"からの先行シングルです。前作"Nurture"の時とは打って変わってボーカロイドを使っておらず、刺激的なエレキギターやシンセの演奏が特徴的で、より電子的な音を楽しめるアルバムです。その中でも、この曲は静かめではあるのですが、6分以上もあると思わせないほどの面白さがあります。特に終盤に向かっていくときの盛り上がり方は、レベチです。苦しみから逃れるようにもがき続けている様子や、生きたいという気持ちを歌詞と演奏で表現されており、とても心を打つ展開に思わず号泣してしまいました。初めて聴いた時に「これは僕の人生を代表する曲になる」と確信しました。もし余裕があれば、YouTubeにて公式Lyrics Videoを観てほしいです。A$AP Rockyの"Tailor Swif"に続く素晴らしいMVだと思います。
4. Vampire Weekend "Ice Cream Piano"
5年ぶりとなるアルバム"Only God Was Above Us"に収録されている曲です。この曲を選んだ理由は、曲の構成と演奏と曲順です。始めはゆったりとした演奏で心が落ち着きますが、中盤から雰囲気が一気に変わり、演奏が激しくなっていきます。途中でバイオリンの演奏が入ってくるのも印象的です。そして終盤にかけて一気に駆け抜けていく感じの演奏が、アルバムの最初の曲として相応しいと思いました。しかし、歌詞はとても陰鬱としており、不条理な世の中や理不尽に対する苦悩を「どうしようもない」という気持ちを抱きながらも叫び続ける、という内容です。そのため、歌詞と演奏のギャップに衝撃を受けました。それでも初めて聴いた時に「なんてこんなにも幸福に満ちていて、素敵な演奏なんだろう」と思ったことは今でも忘れられないほど、素晴らしい演奏です。このアルバムをノミネートしなかったグラミーが死ぬほど憎いです。許しません。
5. Geordie Greep "Holy, Holy"
先週、口ウナくんがこの曲を紹介しておりましたが、僕の方でも紹介します。エクスペリメンタル・ロックやマス・ロックなど、様々なジャンルの音楽を混ぜて先鋭的なロックソングを生み出していたblack midiのフロントマンであるGeordie Greepが、突如解散宣言がされた後初めてリリースした曲です。昨年フジロックにも出演しており、今後の活躍が期待されていたblack midiですが、電撃的な速さで解散したことに世間は困惑していました。そんな中リリースされたこの曲は、black midiの特徴を維持しながらも、ジャズやラテン音楽を取り込み、まるでサザンオールスターズのような雰囲気を漂わせています。後にリリースされたアルバム"The New Sound"では、Geordie Greepが作り上げた、唯一無二の世界が広がっています。ロックに激しく、ラテンに優しく、black midiでは味わうことのできなかったであろう新たな体験ができます。わずか25歳という若さで新たなステージへと進んだこの男は、いったい今後どんな音楽を作っていくのでしょうか。そんな彼を知るためにも、まずはこの曲から聴き始めてはいかがでしょうか。Geordie Greepを知らない人でも満足できること間違いありません。
いかがだったでしょうか?今年は強烈な駄作と歴史に残る名盤が多数リリースされた、とんでもない年になったのではないかと思います。LINKIN PARKやMy Bloody Valentine、そしてあのOasisが再始動を発表しましたし、来年の動向が非常に気になりますね。音楽には終わりがありません。アーティストの数だけ様々なストーリーがあります。それらを自ら見つけていくのも、悪くないんじゃないでしょうか。
さて、今年も残すところ10日もありません。まだ聴いてないアルバムがたくさんありすぎて今結構焦り始めてます。とりあえず近いうちにCindy Leeを聴こうかなぁって思ってます。忘れてたらすんません。
来年はFKA twigsとSASAMI、そしてThe Weekndがアルバムのリリースを告知しています。これだけでもかなり楽しみですが、はてさて来年はどんな一年になるのでしょうか。今年度で大学生活も終わりますし、忙しい日々がやってきそうで不安で仕方がないですね。死なない程度に頑張ります。
以上です。また来年、元気にお会いしましょう!
僕が選ぶ2023年ベストアルバムTOP30
ギリギリ間に合いました。やなぎぃです。
今日の昼にブックオフで、外国人の方とお話をしながらCDとレコードを漁っていました。Eminemの"Stan"のレコードを見つけてじっくり見てたら「それいいですよね、classic」って話しかけられ、とても嬉しかったです。彼はシティポップのレコードとNujabesの作品を探していたのですが、いいものは見つかったのでしょうか。
さて、今回は僕が聴いた今年のアルバムベスト30を紹介したいと思います。今回は個性的なアルバムがたくさんあったので、できれば聴いた作品を全部紹介したいのですが、そこはグッとこらえて30作品をカウントダウン方式で紹介します。
僕の独断と偏見にまみれたランキングなので、参考程度にご覧下さい。

(聴いたアルバム、EP、ミックステープです。聴いた順に並べてます)
では先にHonorable Mentionから紹介します。
Danny Brown "Quaranta"

惜しくも31位でギリギリ入らなかったアルバムです(余計なことを言うな)。ラッパーのDanny Brownの先月リリースされたアルバムです。今作は非常にパーソナルな内容で、Danny Brownが精神的に不安定な時期があったを中心にアルバムが展開されていきます。Danny Brownと言えば一度聴いたら忘れられないあの独特な声ですが、今作では非常に控えめにラップしており、優しく苦しく語りかけます。今作はアブストラクトヒップホップの雰囲気が漂っており、もしそのジャンルが好きな方は是非聴いてみては?
花譜 "狂想"

神椿レコードのバーチャルシンガー、花譜の3枚目のアルバムです。カンザキイオリ氏の描くボカロチックな世界と花譜さんの可愛らしい歌声が凝縮された最高傑作です。オリジナル楽曲「過去を喰らう」の続編にあたるストーリーが語られたり、社会風刺的楽曲も入っていたりと、新たな成長を感じるアルバムです。このアルバムの順位は実はそんなに高くないのですが、どうしても紹介したい理由があって書いています。収録曲「あるふぁYOU」が今まで聴いた花譜さんの曲の中で一番かっこよく、そして幻想的で、非常に衝撃的だったからです。興味があれば是非聴いてみてください。とっっっても素敵な曲です。どうでもいいけど花譜ちゃんかわいい。
それでは、気を取り直しまして、ランキングの方に入っていきます。時間もないのでサクッと紹介していきます。まずは30位からです。
30. The Lemon Twigs "Everything Harmony"

インディーロックバンドのThe Lemon Twigsのソフトロックアルバムです。オーケストラと素敵な歌声が綺麗に混ざり合い、終始優しく、そして情熱的に音を響かせています。全体的に神秘的で、しっとりする曲が多く、インディーポップな感じがするのがこれまたいいですね。このアルバムは、とにかく実際に聴いた方がいいです。その方が早い気がします。非常におすすめです。
29. Jeromes Dream "The Gray In Between"

アメリカのノイズロックバンド、Jeromes Dreamのなんとも強烈なアルバムです。耳をつんざくエレキギターの演奏と、脳まで強烈に刺激するスクリームが、全身を奮い立たせます。私はノイズというジャンルがすごく好きなので、このアルバムは僕にぶっ刺さりました。全体で30分もなく非常に短いアルバムですが、満足すること間違いナシでしょう。
28. grouptherapy. "I Was Mature for My Age, But I Was Still a Child"

アメリカのラップグループ、grouptherapy.がパワーアップしてカムバックしました。ダンサブルなビートに乗せてノリノリのラップと歌声が繰り広げられます。ヒップホップの要素もあればR&Bの要素もあり、"FUNKFEST."のようなアグレッシブな曲もあれば、"Peak"のようなバラード風な曲もあり、バラエティ豊かな曲たちを楽しむことが出来ます。どの曲も中毒性があり、ハマる人は絶対ハマると思います。
27. The Go! Team "Get Up Sequences Part Two"

僕の好みにどストライクなアルバムです。イギリスのバンド、The Go! Teamのこのアルバムは様々なジャンルの曲がポップに明るく演奏されています。どの曲もとてもダンサブルで、楽しくノリに乗れるものばかりです。個人的には"Getting To Know (All the Ways We're Wrong for Each Other)"が好きですね。サビや間奏に入ってくるフルートの音が心地よく、比較的静かですが、それでも盛り上がれる、素敵なアルバムです。
26. Mr.Children "miss you"

このアルバムは入れなければまずいですよね。こんなにも衝撃的な作品がまだ聴けるなんて、僕は幸せ者かもしれません。言わずと知れた日本のロックバンド、Mr.Childrenの挑戦的なアルバムです。全体的に暗い雰囲気が漂っており、Mr.Childrenというよりかは桜井さんメインのアルバムになっています。初めて聴いた時は、僕はミスチルを聴いているのだろうか?と思ってしまうほど、ミスチルらしさがないアルバムとなっていて、この衝撃は「深海」を聴いた時と近いものを感じました。ポップとロックはもちろん、ラップにも挑戦している今作は、新たなMr.Childrenの幕開けを示唆しているのでしょう。
25. Panchiko "Failed at Math(s)"

幻のデビュー作品から約20年、再結成を果たしたイギリスのロックバンド、Panchikoの正真正銘のファーストアルバムです。エレクトロニックな演奏がサイケデリックに響き、とてもドリーミーな世界観が広がっています。初めてこのアルバムを聴いた時、あまりにもかっこよすぎて「これはベスト10に入る」と確信していたのですが、まさか他にもいい作品が出てくるとは...。
24. Olivia Rodrigo "GUTS"

シンガーソングライターのOlivia Rodrigoのセカンドアルバムです。グラミー賞最優秀新人賞を受賞したOliviaは、さらにパワーアップしてカムバックを果たしました。今作はロック風な曲が多く、とてもアグレッシブです。先行シングル"vampire"では圧倒的な歌唱力を見せつけ、"get him back!"や"bad idea right?"では強烈なエレキギターの演奏が繰り広げられます。最も注目すべきポップアルバムの一枚でしょう。
23. Squid "O Monolith"

イギリスのロックバンド、Squidの驚異のセカンドアルバム。力強い演奏と、緩急の差の激しい曲の進行など、全てにおいて衝撃的な作品です。ロックに激しく演奏するだけでなく、サックスや不安感を煽るキーボードの演奏などが何層にも重なり、アルバムの壮大さを表しています。先行シングル"Swing (In A Dream)"は個人的に今年のベストに入る程の名曲で、後半にかけての緊迫した演奏は鳥肌が立ちます。今年の最重要アーティストの一組と言っても過言ではないでしょう。
22. billy woods & Kenny Segal "Maps"

順位が低いって言った奴、怒らないから名乗り出てきなさい。という冗談はさておき。アブストラクトヒップホップの重鎮ラッパーbilly woodsと、プロデューサーのKenny Segalによるコラボアルバムです。Kenny Segalのオシャレなビートに、billy woodsのソウルフルなラップが融合し、これぞ「アブストラクトヒップホップ」と言えるアルバムとなっています。今作は様々なアーティストとコラボしており、初心者にも聴きやすいのではないかと思っています。
21. Lil Yachty "Let's Start Here."

billy woodsよりも高いのはおかしいって言ったやつ、お兄さん怒らないから名乗り出なさい。という茶番はここまでにしておいて。ラッパーのLil Yachtyの衝撃作です。僕は"Lil Boat"シリーズなどのミックステープでLil Yachtyを知ったので、ラッパーとしての印象が非常に強く、まさかサイケロックアルバムをリリースするとは思いませんでした。しかもこれがまたカッコよすぎるんです。特に"the ride-"ではエレキギターの音が神秘的に響き渡っており、ラッパーが作った曲とは思わせないほどの良さがあります。僕はこのアルバムを聴いて、さらにLil Yachtyが好きになりました。
20. Oneohtrix Point Never "Again"

アメリカのエレクトロニックアーティスト、Oneohtrix Point Neverの電子音響くアルバムです。僕はOneohtrix Point Neverの曲は聴いたことはあったのですが、アルバムをまともに聴くのは今回が初めてで、ワクワクしながら聴いたのを覚えています。まさに期待通りなアルバムでした。たくさんのエレクトロな音が同時に乱暴なまでに襲いかかってきて、アルバムの壮大さを強烈に感じました。あまり上手く表現できませんね。是非あなたの耳で確かめてみてください。
19. Wilco "Cousin"

インディーロックと言えばこのバンド。絶対的な人気を誇るWilcoがこの度新作をリリースをしました。今作ではインディーロック、オルタナロックを強く感じる作品ではあるのですが、少し"A Ghost Is Born"を連想させられる実験的なサウンドも垣間見えました。初めてこのアルバムを聴いた時は電車の中だったので、上手く音が聞こえず「なんだこれ?」っと思って評価を低くしていたのですが、改めて家に帰って聴いてみたら音の多さや演奏の綺麗さにびっくりしてしまいました。やっぱり僕はWilcoが好きです。
18. George Clanton "Ooh Rap I Ya"

アメリカのミュージシャン、George Clantonの中毒性あるアルバムです。シティポップ...ではありませんが、非常にドリーミーでグルーヴィーな雰囲気が漂っています。個人的には先行シングル"I Been Young"がすごく好きで、聴いていると気持ちよくチルアウトできるので、定期的に聴きたくなってしまいます。まさに「チルウェーブ」!!
17. slowthai "UGLY"

イギリスのラッパー、slowthaiの強烈なナンバーです。あのニュース以来、slowthaiをベストアルバムに挙げる人を見かけないので、代わりに僕が書き残します。今作はフィーチャーアーティストがいなく、全体的にロックでアグレッシブにビートが鳴り響いており、かなり挑戦的な内容です。slowthaiと言えば、強烈なライムと怒りが籠っているボイスですよね(...ね?)。今作ではそれを思う存分に楽しむことができるので、おそらく過去最高のアルバムなのではないでしょうか。現在、性的暴行容疑で起訴されており、それ以来何もコメントを発していないslowthai。今後の動きに目が離せません。
16. Armand Hammer "We Buy Diabetic Test Strips"

billy woodsとELUCIDからなるアブストラクトヒップホップデュオ、Armand Hammerの渾身のアルバムが誕生しました。今作はなんと言ってもビートが強烈すぎます。プロデューサーにJPEGMAFIA、DJ Haram、Run The JewelsのEl-Pなど豪華アーティストを迎えて完成したこのアルバムはとてもパワフルな勢いを持っています。そして、これらのビートをいとも簡単に自分のものにしてしまうArmand Hammerの強烈なラップは聴かずにはいられません。
15. James Blake "Playing Robots Into Heaven"

あなたも私も皆さん大好き、James Blakeが生まれ変わってカムバックしました。James Blakeと言えば、アンビエントなビートを作ったり、ローファイチックな曲が多かったりと、ふんわりとする曲が多いイメージでした。ですが今作はエッジーなエレクトロビートを使っており、初めて聴いた時は言葉を失ってしまいました。"Loading"はまだローファイっぽさがありますが、"Big Hammer"や"Tell Me"では細かな電子音が羅列されており、それらが全身を響き渡らせていきます。毎回James Blakeを聴く時「過去最高傑作だな!」って思ってしまうのですが、毎回そんなこと思ってたら結局何が最高傑作かわかんなくなりました。はい。
14. Caroline Polachek "Desire, I Want To Turn Into You"

インディーポップシンガーのCaroline Polachekのセカンドアルバムです。前作"Pang"から約4年ぶりのアルバムで、より明るく、よりポップになっており、非常にかっこいいアルバムとなっています。"Welcome To My Island"で幕を開け、"Billions"でしっとりと悲しくアルバムが終わる流れになっており、聴き終わった後は余韻が残ること間違いなしです。メジャーな曲じゃ物足りない!!って方、是非聴いてみては?
13. Frost Children "SPEED RUN"

音楽グループのFrost Childrenによる楽しいハイパーポップアルバムです。アルバムの最初から最後まで勢いのあるビートが炸裂し、聴いていて非常に楽しいです。このアルバムの面白いところは、ゲームのサンプリングがあることです。"FLATLINE"ではヨッシーの鳴き声がそのままサンプリングされており、"SERPENT"では大乱闘スマッシュブラザーズのテーマソングのメロディーに合わせて歌唱されています。バラエティに富んだハイパーポップのアルバムを、是非お楽しみください。
12. Jessie Ware "That! Feels Good!"

ダンスポップの女王、Jessie Wareによるダンサブルなナンバーです。どの曲も捨てがたい名盤で、改めてJessie Wareの凄さを感じました。特に好きな曲は"Pearls"と"Freak Me Now"ですね。この曲は言葉で表さなくても、聴けば絶対に良さがわかると思います!(説明放棄)(やっつけ仕事)(本当にいいアルバムって思ってんのかよ)
11. underscores "Wallsocket"

プロデューサーコレクティブ、six impalaのメンバーとして活躍しているunderscoresのソロアルバムです。エレクトロなノイズを強烈に響かせたビートに誰もが驚くこと間違いなしです。曲の歌詞も同じ言葉を何度もリズムよく繰り返されたり、メロディーに癖があったりと、耳に残るようなフレーズがたくさんあります。ハイパーポップと呼んでも間違いではないですが、underscoresのこのアルバムはハイパーポップでは表せられない独創性があると僕は考えています。それだけこのアルバムはパワフルで楽しくて、とにかく驚きの瞬間ばかりです。こんなにも面白いアルバム、なかなか出くわすことはないでしょう。
10. Sampha "Lahai"

Sampha Is Back!!!!!!! 前作から約6年もの間オリジナルソングを一切リリースすることのなかったR&BシンガーのSamphaが、遂に世界を震わせる作品をリリースしました。今作では、前作で示した持ち味を活かし、ジャズやソウル、エレクトロなどの様々なジャンルを上手く融合した楽曲が繰り広げられていきます。今作は"Spirit 2.0"のようにキックの音が非常に多く、エレクトロなサウンドが全面的に出ています。その音はとても繊細で、神秘的ですが、楽曲は非常に大胆で壮大に演奏されており、これを上手く言語化することはほぼ不可能かもしれません。その何層にも重ねられ、緻密に作られた楽曲は、優しく、そして乱暴に、リスナーの心や脳を刺激し、新たな世界へといざなう道標となるのでしょう。
9. Sufjan Stevens "Javelin"

シンガーソングライターのSufjan Stevensによる感動的な名盤です。先立たれたパートナーに捧げられたこの作品は、今までの集大成ともいえる壮大さが全身で感じられるアルバムとなっています。収録されている曲のほぼ全てを自室にこもり一人で作られたこのアルバムは、フォークやエレクトロなどのジャンルが織り交ざっており、サビではSufjan Stevensに続いてコーラス隊による合唱も印象的です。どの曲も素敵で、それなのに哀しく虚しい気持ちになるこのアルバムは、彼の最高傑作と呼ぶのに相応しいでしょう。
8. world's end girlfriend "Resistance & The Blessing"

前田勝彦氏のソロユニットであるworld's end girlfriendによる7年振りのアルバムです。ブレイクコアやポストロック、エレクトロニックなどの様々なジャンルが融合した曲がギッシリ詰まった、2時間半に渡る大作です。前半ではエレクトロニックなノイズとミックス、ジャブを打つようなキックの音が繰り広げられ、後半ではエレキギターの豪快な音が響くポストロックの曲が集中しています。ところどころsamayuzame氏による語りを入れつつ、"Resistance & The Blessing"の世界へと導いていきます。僕はRateYourMusicにて、以下のようにレビューをしました。
まるで、一つの映画を、一人の人生を、一つの祭りを、一つの世界の始まりから終わりを体験したようなアルバムであった。(中略) 非常に不思議な世界観で、破壊的な衝動の中に静まり返った心のような、狂気の中にある小さな神秘のような、幻想的な演奏が繰り広げられた。一つのアルバムが時代を超え、国境を越え、抵抗と祝福の物語をゆっくりと、情熱的に語りかける。
7. Asia Menor "Enola Gay"

チリのポストロックバンド、Asia Menorのファーストアルバムです。パワフルなポストロックの曲が多数収録されており、キャッチーなコードやメロディー、そこに乗せられるスペイン語のボーカルが聴いていてとても心地よいです。僕は、正直チリの音楽がどういうものなのか全く想像がつかないため、聴く前はどんなバンドなのか全く検討が付きませんでした。実際に聴いてみて、度肝を抜かれました。こんなにも希望に満ちた、エネルギッシュなアルバムはなかなかありません。ぜひぜひこのアルバムを聴いてみてください。絶対に気に入ります。
6. betcover! "馬"

柳瀬二郎氏を筆頭に活動する日本のロックバンド、betcover!のアルバムです。8曲のみ収録されたこのアルバムは、約30分近くしかなくとても短いのにとても充実しており、これをベストアルバムに選ぶ人もいるのではないでしょうか。"バーチャルセックス"で強烈なスタートを切り、"フラメンコ"でロックなバラードが繰り広げられ、"炎天の日"で盛り上がりは最骨頂を迎え、"メキシカンパパ"で静かに幕を閉じます。この短い物語を勢いよく駆け抜けていった先には、果たして何が待っているのでしょうか。それはこのアルバムを聴いた者しか知り得ないと思います。
5. Black Country, New Road "Live At Bush Hall"

イギリスのロックバンド、Black Country, New Roadの新曲だけを収録したライブアルバムです。ボーカルも務め、バンドの中心だったIsaac Woodが脱退を発表し、新たな体制となったBlack Country, New Roadは、新曲のみでセットリストを構成し、世界各地でライブ活動を行いました(そのうちの一つがフジロック)。これらの演奏、基、曲は世界で高評価を受け、このアルバムではその中でもロンドンで行われた演奏を収録しています。公式未発表楽曲であったのですが、やはりBlack Country, New Roadの曲は素晴らしく、僕は聴いていて心から感動しました。歴史に残る名盤とも呼べるBC,NRの新アルバム、是非聴いてください。
4. JPEGMAFIA & Danny Brown "SCARING THE HOES"

誰がこのコラボを予想したでしょうか。元軍隊という経歴を持つビートの魔術師JPEGMAFIAとデトロイト出身の奇才ラッパーDanny Brownによる、最高で最恐のアルバムです。大胆且つ巧みにサンプリングされたビートに乗せて力強いラップが炸裂しており、まさにこのアルバムは"HOES"を怖がらせる面白い作品でしょう。中でも"Garbage Pale Kids"では北海道のCMの音声とファミコンのゲームの音声をサンプリングしており、どっから見つけてきたんだよ!と思わず突っ込んでしまうような曲に仕上がっています。個人的に好きな曲は"Steppa Pig"で、*NSYNCの曲がかすかにサンプリングされているビートが激しく耳を刺激し、そのビートをものにしているJPEGMAFIAとDanny Brownの強烈なラップが鳥肌を立たせます。こんなにもやりたい放題している音楽は初めて聴きました。これだからJPEGMAFIAはやめられないんじゃ!!!
3. KNOWER "Knower Forever"

シンガーソングライターのGenevieve ArtadiとマルチプレイヤーのLouis Coleによるユニット、KNOWERのアルバム。Louis Coleの常識にはまらない音楽センスと、Genevieve Artadiの透き通る歌声が綺麗に合わさり、独特の世界観を生み出しています。今作では様々なアーティストがゲスト参加しており、サックスやベース、キーボード、コーラス隊などの演奏がフリーダムに奏でられ、終始KNOWERワールドが繰り広げられています。"The Abyss"や"Do You Like Hot Chords?"などのLouis Cole節が炸裂している曲もあれば、"Crash The Car"などのスローバラードな曲も収録されています。僕はこのアルバムを聴いた時とても感動してしまい、思わず泣いてしまいました。こんなにも素敵で溢れているアルバム、今聴かずしていつ聴くんですか!?
2. McKinley Dixon "Beloved! Paradise! Jazz!?"

アンダーグラウンドラッパーのMcKinley Dixonによる今年最高のラップアルバムです。30分にも満たない短いアルバムですが、最後まで楽しく聴ける美しいジャズラップソングが収録されています。"Tyler, Forever"ではコンシャスなラップが繰り広げられ、非常に切迫した世界観を味わえます。"Dedicated to Tar Feather"ではオーケストラも混じえたビートでシリアスなラップが炸裂します。そして最後に収録されているタイトル曲"Beloved! Paradise! Jazz!?"ではスロウなテンポで流れるジャジーなビートにコーラスを交えて美しく幕を閉じます。もう一度言います。このアルバムは30分もありません。なのにすごく濃密で、充実しているアルバムです。ぜひぜひ聴いてください。
1. Parannoul "After The Magic"

記念すべき1位は、韓国出身のアーティスト、Parannoulによるシューゲイズアルバムです。このアルバムではジャケットにも表されている「一面銀世界」のような世界を音で楽しむことができます。僕自身、韓国の音楽といえばK-POPというイメージがとても強く、他のジャンルの曲を制作しているアーティストがいること、しかもシューゲイズなんて僕には衝撃しかありませんでした。僕はこのアルバムを最後まで聴いた時、これまでにない幸福感に包まれました。どの曲も素晴らしいのですが、特に"Parade"がオススメです。激しいノイズに綺麗な音色を響かせるバイオリンが時折顔をのぞかせ、終始神秘的な世界を味わうことができます。その世界は、最後にたくさんの花火の音と人々の歓声に埋もれ、静かに姿を消していきます。こんなにも壮大でかっこいい曲のほとんどをDAWソフトで完成させてしまっているから驚きです。僕にとって"After The Magic"は今年一番のアルバムです。
いかがだったでしょうか?サクッと紹介する予定が非常に長くなってしまい、僕自身もとても驚いています。それだけこれらのアルバムには思い入れが強いため、もし聴いていないアルバムがあれば是非聴いてみてください。
今年も好きなアルバムが沢山あるため、全部紹介できないのが非常に悔やまれますが、またの機会に紹介出来たらいいなと思います。
それではまた来年お会いしましょう。来年もいい作品に恵まれますように。
そういえばworld's end girlfriendさんの"Resistance & The Blessing"のアルバムをCDで買いまして。。。

いやでっか!!!!!
まさかレコードサイズで来るなんて思わなかったです。今年一の買い物をしました...(笑)。

僕の名前も乗ってます。一生の宝物ができました。
追記(2024/03/26)
今更何を書き足すんだよって話なんですが...。
先日PinkPantheressの"Heaven knows"を聴きました。僕は、なんで去年のうちに聴いておかなかったんだろうと後悔しております。
様々なアーティストとのコラボで知名度を一気に上げてきたPinkPantheressのファーストアルバムです。R&Bという一つのジャンルにおさまらず、エレクトロニックな要素をふんだんに使っており、とてもダンサブルなアルバムになっています。PinkPantheressの透き通る歌声もいいのですが、どの曲のビートも思わず身体が動いてしまうようなものになっており、最後までノリノリで楽しめます。NewJeansっぽさを感じる雰囲気が、どこか私たち日本人との親近感を覚えますね。
さて、このアルバムの順位についてですが...。
なんと驚異の5位です。
わかってます、高すぎって言いたいですよね。順位変わりすぎって言いたいですよね。わかってます。でも僕にとってこのアルバムはそれくらい衝撃を受けました。もし興味がありましたら是非聴いてみてください。今年のサマソニにも出演することが確定しておりますので、要チェックです。
2023年のお気に入りソング、ベスト5
Your Favorite Music in 2023(Your Favorite Music in 2023 Advent Calendar 2023 - Adventar)の13日目を担当します、やなぎぃです。
本来なら9日に公開する予定だったのですが、FaceBookのログインが1ヶ月経った今もエラーが発生してログインできない状態が続いているため、急遽別のアカウントで書いております。早急な対応をお待ちしております。
さて、本題に入りましょう。今年も沢山の作品がリリースされたわけですが、その中でも僕が最も面白いと思った作品を5つ紹介します。今年は例年に比べて非常に多くの作品を聴いたので、非常に面白い選曲になったと勝手に思っています。よろしければ見ていってください。
それではいってみましょー。
1. Algiers "Irreversible Damage" Feat. Zack De La Rocha
昨年末にリリースされたAlgiersのシングル。アルバム「Shook」は今年の2月にリリースされたので、今年の曲としてカウントさせていただきます。Algiersは「ゴスペル版Death Grips」と評されているように、ノイズロックを感じる強烈な演奏に盛大なバックコーラスが響いています。Franklinのパワフルなボーカルが響き、Algiersの世界観に引き込まれた直後に、キーボードで奏でられる不協和音の乗せてRage Against The MachineのZack De La Rochaのラップが炸裂します。初めて聴いた時はあまりにもの衝撃に「今年のベストが決まった」と思ってしまいました。それだけこの曲には来るものがあります。今年のナンバーワンソングです。是非聴いてください。
2. Sampha "Spirit 2.0"
Sampha is back!!!!!!!!!!!!!!!! 前作「Process」から6年間一切オリジナルソングをリリースしていなかったSamphaが遂に新作をリリースしました。ラッパーからも引っ張りだこである彼の才能を感じたい方は、この曲は絶対聴くべきです。R&Bシンガーでありながらも、まるでラップのビートのようなとんでもない量のキックの音には毎度驚かされます。そこにふわっと身体が浮いてしまうような浮遊感が漂っており、まさに今年を代表する一曲だと僕は確信しています。
3. JPEGMAFIA & Danny Brown "Steppa Pig"
まさかこの二人のコラボが実現するとは、誰が予想したでしょうか。アルバム「SCARING THE HOES」からの一曲。どの曲も素晴らしいのですが、特にインパクトが強かったこの曲を紹介します。*NSYNCの「Gone」がかすかにサンプリングされているこの曲では、スタートからDanny Brownの強烈なラップが繰り広げられており、突如耳をつんざくほど鋭い音をかますとてもエッジーなビートを、いとも簡単にモノにしてしまっているところに心を奪われました。後半からJPEGMAFIAの優しいラップが流れてきますが、ビートの強さに負けず存在感を放ち続けています。あなたもJPEGMAFIAの世界にいざなわれてみませんか?
4. Squid "Swing (In A Dream)"
アルバム「O Monolith」からの先行シングル。前作「Bright Green Field」で批評家から絶賛され、今作ではよりパワーアップしたSquidの曲を楽しむことができます。開始から摩訶不思議な雰囲気が出ており、曲が進むにつれて演奏が徐々に過激になっていきます。ロックだけにとどまらず、エレクトロなサウンドやサックスの演奏などが重なっていき、非常にカオスな状況なのにそれがとても魅力的で「かっこいい」と感じてしまう、そんな曲です。先日来日公演を終えて、今ノリに乗っている彼らの曲を、今のうちに聴いてみては?
5. Parannoul "Parade"
韓国の若手アーティストParannoulのアルバム「After The Magic」からの一曲。僕自身、韓国はK-POPのイメージが強く、シューゲイズというジャンルを扱うアーティストがいることに心から衝撃を受けました。激しいノイズに綺麗な音色を響かせるバイオリンが時折顔をのぞかせ、終始神秘的な世界を味わうことができます。雰囲気はまさにこのアルバムジャケットのように、辺り一面銀世界が広がっているような感じがします。そんな銀世界は、最後にたくさんの花火の音と人々の歓声に埋もれ、静かに姿を消していきます。こんなにも壮大でかっこいい曲のほとんどをDAWソフトで完成させてしまっているから驚きです。年齢も素顔も公開していない謎に包まれたアーティストから、目を離さずにはいられません。
いかがでしたか?知っている曲はございましたか?
もっと曲を紹介したいところですが、そこはグッとこらえて5曲のみの紹介とさせていただきます。今年は非常にたくさんのアルバムを聴きましたので、今年が終わる前に今年のアルバムのランキングTOP50を紹介しようと思います。まだまだ聞き逃しているものが沢山ありますので、そちらが終わり次第取り掛かります。
さて、来年はどんな一年になるのでしょうか。今のところGreen DayとThe SmileとEverything Everythingがアルバムをリリースすることを告知していますが、どれから聴きましょうか...。とても悩みますね。
以上です。これにて失礼いたします。
2022/12/24の曲紹介 (ill peach "COMATOSE")
とても久しぶりに曲紹介をします。しばらくこうして曲の紹介ばっかりしていたいですね。SNSを見てるとどうしてもストレスで具合が悪くなってしまうもので...。
というわけで曲紹介いきましょー。
本日紹介する曲はこちら!
ill peach "COMATOSE"

昨年デビューした、Pat MorrisseyとJess Corazzaの2人からなる、ロサンゼルス出身のオルタナティブポップデュオのill peachから一曲。こちらは今年リリースされたシングルで、僕がここ最近クセになって繰り返し聴いてるので是非紹介したいと思いました。
ハイパーポップとまではいかないですが、とても破壊的なポップノイズが響くビートが特徴的です。そこにJess Corazzaの透き通ったボーカルが入り、より迫力のあるものになっています。今年リリースされた曲の中でもかなり面白いものとなってるので、刺激的な曲をお求めの方にはぴったりかと思います。
少しでも気になった方は是非聴いてみてください!
(下のURLをタップすると曲が聴けます)
2022年のお気に入りソング、ベスト5
Your Favorite Music in 2022(Your Favorite Music in 2022 Advent Calendar 2022 - Adventar)の18日目を担当します、主催者のやなぎぃです。
どうも、去年ぶりの更新です。いかがお過ごしでしょうか。
現在めぐみんのコスプレをしながら書いております。それがどうしたって話なんですが、とりあえず現状報告ということで書いてみました、はい。明日のテストが怖すぎて鬱。
さて、冗談はこのくらいにしましょう。今年も沢山の曲がリリースされ、この一年を彩ってきたわけなんですが、今回はその中から僕が最も心に残った曲を5つ紹介します。意外と思い返してみると脳に浮かばないものなんですよね。でもこういう機会に振り返ることで、自身の音楽に対する愛を深めていけるのではないのでしょうか。皆さんも時間があればSpotifyのいいね欄を見てみてくださいね。
それではいってみましょー。
1. JID "Dance Now" Feat. Kenny Mason
アトランタ出身のラッパーJIDのアルバム「The Forever Story」からの一曲。J. ColeのレーベルDreamvilleのラッパーとしても知名度が高いです。個人的にはこのアルバムが今年一番良かったと思っています。JIDのラップスキルには毎度毎度驚かされます。ライムの速さ、フロウ、単語の発音の仕方など、一つの曲でいろんなことを披露してしまうスキルの高さは誰にもまねできないものだと思います。そして重要なことはしっかりとリリックに書き残す...イカれてる(褒めてます)。キャリアはまだ浅いですが、新人にしてベテランである彼の作品は絶対に聴き逃してはいけないと思います。
2. Everything Everything "Shark Week"
これ、アルバムがとてもいいもんですから、どの曲にしようかすごく悩んだんですよね...。結局一番再生数の多い曲をピックアップしました。イギリスのバンドEverything Everythingのアルバム「Raw Data Feel」からの一曲。前作に比べてエレクトロの要素がぐんと強くなっており、その中でもこの曲は一番ポップでノリやすく聴きやすい曲だと思います。個人的にはシンセサイザーの「ジャン!ジャン!ジャン!」って感じの演奏と、二番のサビから三番のヴァースにかけての演奏が好きです。かっこいいんだよな、なんか、こう、だんだん天に向かって身体が浮上していく感じがするの、とても気持ちがいいんですよね。是非ぜひ聴いてください。
3. Flume "Highest Building" Feat. Oklou
イケメンDJのFlumeのアルバム「Palaces」からの一曲。去年はToro y Moiをフィーチャーした「The Difference」をとても聴いていたので、アルバムに収録されるのかと期待していましたが、スルーされてがっかり...。この曲は...とにかくミックスがカッコいいですね。耳を殴るようなエレクトロノイズとOklouの透き通るボーカルが融合して、摩訶不思議なFlumeの世界へといざなわれていく感覚が、何度聴いてもたまらないです。最高ですね。でも「The Difference」はアルバムに入れてほしかった...。
4. Joji "Glimpse Of Us"
日本人枠ですね。Filthy Frankという名でYouTube活動を行っていたキャリアのあるシンガーソングライターJojiのアルバム「SMITHEREENS」からの一曲。Lo-FiとR&Bが混ざった独自のスタイルで失恋を歌った、物悲しい曲です。悲壮感漂うピアノの演奏に、聴いていてこちらも苦しくなるJojiのボーカルが、サビで何重にも重なり、リスナーに襲いかかってきます。二番のサビが終わった後のハミングはいつ聴いても涙が出そうになりますね。おそらくJojiの中でも一番いい曲なんじゃないかなっていうほどの出来です。アメリカのシングルチャートのトップ10にもランクインしたヒット曲なので、一度聴いてみてはどうでしょうか。できればMVも合わせてお楽しみください。きっとあなたの心に残る作品となります。
5. Kendrick Lamar "The Heart Part 5"
今年一番の名曲です。毎度毎度名盤をこの世に送り出しているラッパーKendrick Lamarの5年ぶりとなるアルバム「Mr. Morale & The Big Steppers」がリリースされる数日前にサプライズでリリースされました。あまりにも衝撃で、リモート授業受けてる場合じゃねぇと思ってそっちのけで聴いてしまいました(おいおいダメだろ)。ジャケットに写っている6つの手は、元アメフト選手で殺人事件の容疑者となったO.J. Simpson、今も問題を起こし続けている天才ラッパーKanye West、ヘイトクライムを自演して逮捕された俳優Jussie Smollett、アカデミー賞授賞式でコメディアンのChris Rockに強烈ビンタをかました俳優Will Smith、元NBAバスケットボール選手の故Kobe Bryant、ストリートを代表する元ラッパーの故Nipsey Hussleのものです。MVでは、Kendrick Lamarの顔がこれら6人の顔に次々と変わっていくというもので、すごく衝撃を受けたのを覚えています。この曲では黒人の「カルチャー」を皮肉りながら取り上げ「黒人同士で命を奪い合っている現状をカルチャーと呼ぶのはもううんざり」と訴えるものとなっています。ヴァース3では、故Nipsey Hussleの視点で語られ、とても胸を打つ内容となっています。この曲のリリース後、PnB RockとTakeoffが射殺される事件が起きてしまったのはご存じかと思われます。今一度この曲がリリースされた意味を考えるべきなのではないでしょうか。
以上で僕の紹介を終わります。いかがでしたでしょうか。知っている曲はありましたか?
他にも紹介したい曲はまだまだありますが、それはまたの機会にこちらのブログでまとめます。今年も今年で沢山の作品が出ておりますので、皆さんも振り返ってみてはいかがでしょうか。来年も楽しみですね。個人的にはAlgiersのアルバムが良作の匂いを放ってるので、いい一年になると思っています。
それでは。御後が宜しいようで。